Translator's Diary

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ひさびさのヒット番組

このブログの読者はすでにご存じかと思うが
久しぶりに面白い番組を見つけた。

毎週日曜23時~TOKYO MXTVで放送している
「松嶋x町山 未公開映画を観るTV」だ。

「日本未公開のマニアックなドキュメンタリー映画を
極めてローカルな局で、しかも2週に分けて全編を観る」という
何とも無理のあるコンセプトの番組ながら、
町山氏が選んでいるだけあって、興味をひかれる映画が多く、
何よりも途中にちょこちょこ入る町山氏の解説が非常に分かりやすくて勉強になる。
はっきり言って、町山氏の解説なしにはこの番組は成り立たないだろう。

毎週決めて観ているわけではないのだが
たまたま「The Yesman 前編」と「Jesus Camp 後編」を観た。

先週の日曜日に放送していた「Jesus Camp 後編」は
前編を見逃したことを激しく後悔するほど興味深い内容だった。
あのブッシュ(Jr.)が2期に渡って大統領に選ばれた理由の1つとして
広くその存在を知られている(らしい)キリスト教原理主義「福音派」の
子供たちのサマーキャンプを追ったドキュメンタリー。

カメラはキリスト教福音宣教会が子供たちを洗脳していく様子をまざまざと映し出し
“中絶反対!”と泣き叫ぶ子供たちの姿には狂気すら感じた。

次回はマリファナを30日間吸い続けるとどうなるかを追う「スーパー・サイズ・ミー」の
もろパクり映画、その名も「スーパー・ハイ・ミー」を放送するようだ。こちらも見逃せない。
by may3da | 2009-05-27 23:57 | コンテンツ

2009年春 東海岸へ Vol.2

3日目はマチネで「Wicked」を鑑賞。
人気のショーのため、Mezzanine席しか取れず2階席から舞台を見下ろす。

笑いあり、涙ありの2人の少女の友情物語。
私の好みとは若干異なるが、楽曲が素晴らしい。

客席には地元の中学生、高校生と思しき若者が多かった。
子供の頃からこんなにクオリティの高い舞台を体験できるなんて
なんて羨ましいんだろう…

自分が子供の頃にこんな舞台を観ていたら
ミュージカル製作への道を辿っていたに違いないと思わずにいられない。


「For Good」メイキング↓




そして4日目は、映画「リトルダンサー」をミュージカル化した「Billy Elliot」。
今年のTony賞最有力候補との呼び声高い人気作品だ。





私が見たのは黒髪のDavid Alvarez君。手足が長く素晴らしい才能の持ち主だった。
この作品はセリフの多い作品だが、アクセントがきつくて第一幕はほとんどついていけず、
第二幕になってやっと慣れてきたと思ったころにはダンスがメインになっていた。

隣にいた白人のおじいちゃんは第一幕の間ほとんど寝ていたし、私も何度も眠気に襲われた。
David君はきっと有名なバレエダンサーになるだろうから、
彼の才能を早いうちに見られただけで良しとしようと思う。

ビリー役は「マラソンを走りながらハムレットを演じるようなもの」と
言われているだけあって、難易度の高さは半端なかった。


最後に見たのは2008年にTony賞Best Musical受賞作「In the Heights」。
BrooklynのWashington Heightsを舞台にした「Rent」のラテン版的な作品。
ラテン音楽と踊りは十分楽しめたが、メッセージ性が弱かったように思う。

ラテン系の苦しい日常を描いたストーリーなのは分かるが
結局のところ何を伝えたいのかが、はっきりしなかった。

by may3da | 2009-05-25 10:12 | 日記

2009年春 東海岸へ

豚インフルエンザに関する報道がにわかに盛り上がり始めた4月下旬から約2週間、
NYとフィラデルフィアに行ってきた。

前半はNYでミュージカル三昧、後半はフィラデルフィアで
先輩夫婦のマンションにのんびりステイというステキ旅。

今回観たミュージカルは5作品。もっと観たかったのだが、
不況のため今年1月に15のブロードウェイ・ショーがクローズし、
観たい演目があまりなかったのだ。くくっ…
不況だからこそ、夢と希望を与えるエンターテインメントが必要だと思うのだが…

選択肢が少ない中、選んだ5作品は次の通り。

Chicago
Avenue Q
Wicked
Billy Elliott
In the Heights

≪1日目≫ 「Chicago」

「Chicago」は3回目だが、今回は超ラッキーなことに
Roxie Hart役がCHARLOTTE d'AMBOISEだった。
こんなにコミカルなRoxieは初めて。



彼女は「Chorus Line」再演でも主演のキャシー役を演じ、
そのオーディション風景が「ブロードウェイブロードウェイ~コーラスラインにかける夢」で
フィーチャーされているので必見である。

見よ、この肺活量を… やはりベテランは違う。



はぁー、やっぱりボブ・フォッシー天才。
彼のような才能がまた生まれてくれないものか…

≪2日目≫「Avenue Q」

「Avenue Q」は日本ではなじみが薄いのではなかろうか。
私はある方から紹介されるまで、この作品を気に留めたこともなかった。
まったく期待せずに劇場に足を運んだが、これが大当たり。

「人生の目的」だとか「人種差別」といった哲学的かつ深刻な問題を
楽しいストーリーと軽快な歌で笑い飛ばす。
でもメッセージは観客の胸に確実に届く。
とても不思議な作品だった。
とにかく斬新なストーリーテリングの手法と役者の職人技に釘付け。
機会があればぜひご覧いただきたい。

トニー賞授賞式↓




AvenueQを調べていたこんなポッドキャストを発見した。
その名も「Masterworks Broadway Podcast Theater」
http://www.avenueq.com/pcast.php

続きはまた次回。
by may3da | 2009-05-20 10:25 | 日記