Translator's Diary

may3da.exblog.jp
ブログトップ

<   2008年 06月 ( 3 )   > この月の画像一覧

Pro-Aging!?

昨日はとっても貴重な経験をしてきました。

翻訳やリサーチをお手伝いしているコンサルティング会社の
クライアントのフォーカスグループを見学してきたのです。

フォーカスグループとは、新製品について素早くフィードバックを集めたり、
様々な話題について情報を収集するのに使われるマーケティングの重要なツールです。

あるカテゴリーに属するランダムに選ばれた複数名の女性を一室に集め
モデレーターという司会進行役が彼女たちの意見を引き出していきます。
その様子はビデオ撮影や速記で記録されており、
もちろんクライアントが現場を見学することもできます。

フォーカスグループが行われる部屋には円卓が用意され
四方の壁の一面が鏡張りになっており、その向こうにオブザーバー用の席があります。
私たちクライアント側は、オブザーバー席で彼女たちの言動を観察します。
もちろん向こうから私たちの姿は見えません。
警察のドラマで被害者が容疑者と特定する時に出てくるアレに似てます。

今回のフォーカスグループは日本で発売前の新製品(米国の食品)について
市場の反応を予測するために行われ、午前中に30代の子持ち主婦6名、
夕方に20代のOL6名(うち5名は独身)が集められました。

まず目立ったのは、アメリカの食品に対する嫌悪感のすごさ。
“大味でおいしそうじゃない、アメリカというだけで味が想像できる、毒々しい”など・・・
そりゃあもう、イメージは最悪でした。

次に趣味。主婦たちは健康やダイエットに興味津々。
あとはキャラ弁作りや、受験など育児に関する事柄に興味があるのに対し
20代OLは、6人中3人が映画鑑賞や海外ドラマ、ゲームが趣味と答えていました。
エンターテインメントというのは時間に余裕がある人向けなのですね。

基本的には、対象物の食品に関するディスカッションという形だったのですが
何よりも驚いたのは20代のほうがはるかに保守的だったということ。
好きだと決めたものは譲らない、それしか食べたくない、という傾向が顕著でした。
逆に30代の方が好奇心が旺盛であれもこれも試してみたいという人が多く
かなりオープンな印象を受けました。

20代は何を聞いてもとりあえずしばらく沈黙があるのですが
30代はぽんぽんと答えが返ってきて、時間帯の影響もあると思いますが
30代の方がエネルギッシュでしたね。20代の方は全員シャイな印象でした。
質問に対する回答を聞いていても、しっかりした意見を持っているのは30代。
やはり人間は年を重ねるごとに知識が増え、成熟していくのですね。
年をとるのは決して悪いことじゃないなあ、としみじみ思ってしまいました。

フォローするわけではありませんが、私が知っている20代の翻訳者さんたちは
彼女たちよりずっと成熟しているし、30代よりしっかりした20代もたくさん知っています。
翻訳に興味を持つ人が、いかに知的好奇心が強く、
いかに優秀かということを思い知らされました。

これからもたくさん経験を積んで、見識ある大人になりたいものです。
by may3da | 2008-06-13 15:13 | お仕事

Good Luck!

年のせいか、最近健康ネタに偏りすぎていたので翻訳ネタを1つ・・・

簡単な言葉ほど翻訳が難しい、とはよく言われることですが
私が最近悩んでいるのが「Good Luck!」という表現です。

今週翻訳したドラマの中にこんなシーンがありました。

ステージマジシャンの父を持つ10歳の息子が
郵便で届いた採用通知を父に手渡すシーン。
息子は手紙を手渡しつつ、「Good Luck」と小声でつぶやきます。

もちろん尺も短いのでマックスで3文字。
あなたならどう訳しますか?

息子が大人なら少し気取ったセリフでもいいと思うのですが
何せ10歳の子供なので、そこがまた難しい。

手紙を手渡す画に合わせて「はい」としたいところですが
これも字幕としてはどうかと・・・
それにGoodLuckは日本人の方でも聞き取れると思うので
「何だそれ」となりかねません。ええ、なるでしょうとも。
むしろOUTにすべきなのかもしれませんね。こういう箇所は・・・
(※OUT=あえて字幕を載せないこと)

ところで、この「Good Luck!」という表現、
よく見かけるのは「頑張って」という訳。
英辞郎を見ても例文の80%くらいが「頑張って」という訳になっています。

しかし私はこの「頑張って」という訳に異論を唱えたい。
なぜならアメリカ人は「Take It Easy」な国民であり、
決して「頑張る」国民ではないはずだからです。

「GoodLuck!」と言ってる時点で既に結果は運任せであり、
どこか他人事なわけです。

英辞郎の和英で「頑張る」をひいてみても「Good Luck」という表現は1つも出てきません。
かなり、矛盾してます。

まあ確かに場面によっては「頑張って」がしっくり来ることも
ないわけではないと思うのですが、私個人は、アメリカの作品では
「頑張る」という表現を極力使わないようにしています。

皆さんはどうされていますか?
by may3da | 2008-06-06 11:19 | 翻訳

15時間睡眠

またもやご無沙汰しました。
先週はちょっと忙しく、木金と2日連続で徹夜チックなことをしてしまいました。
久しぶりの睡眠不足で、日曜日は15時間ほど死んだように眠りました。
いやあ、情けない…

まあでもどうにか元気でいられるのは日頃のトレーニングのおかげと思いたいところ…
たまに徹夜したくらいで弱音は吐いていられませんな。

睡眠時間が短くなる理由の1つに、仕事の後すぐに寝付けないことがあります。
のび太のように寝られたら、どんなに幸せか…

とにかく締め切りがいくつか重なって「あれも、これも…」と考えていると
なかなか眠りにつくことができません。

これは立派な職業病というか睡眠障害だと思うのですが、皆さんはどうですか?

お友達のヨガティーチャーに「寝る前は前屈!」と教えられ
試みて効くこともあるのですが、それだけでは無理だったりして、
意外に神経質な自分に、本人が一番驚いています。

そろそろ旅行にでも行ってリラックスしないと…
by may3da | 2008-06-03 19:24 | 日記