Translator's Diary

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映画の会 1月

今月の映画の会は、本年度アカデミー賞外国語映画賞に
ノミネートされている作品「「ヒトラーの贋札」を見ました。

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題材は、国家による史上最大の贋札(がんさつ)事件“ベルンハルト作戦”。
第2次世界大戦中のドイツ、ザクセンハウゼン強制収容所で
ナチスから紙幣贋造(がんぞう)を強制された
ユダヤ系技術者たちの苦悩を描いたドラマです。

原作は実際に強制収容所で贋造に携わった印刷技師で
アドルフ・ブルガー(アウグスト・ディール 写真右)の著書ですが、
主役に据えられているのは戦前から紙幣贋造をしていた悪党、
サロモン・ソロヴィッチ(カール・マルコヴィクス 写真左)。

私は正義漢のブルガーより、サロモンに共感しました。
こういう、一見悪いんだけど心優しい男に弱いんです…(笑)

ところで、英語以外の外国語映画を見ると、字幕の大切さを痛感しますよね。
英語の作品を見るときも職業柄、必ず字幕は読みますが、
意図せずとも耳から入ってくる情報に頼っていることが多いのです。

これは翻訳をする時も同じで、知らず知らずのうちに
耳で聞こえるからと言って字幕にその情報が反映されない、
ということが起こり得るということです。

字幕を作っている私たちは、英語を耳で理解することができますが
英語の分からない視聴者は字幕だけに頼っているということを
肝に銘じながら作業をしなければなりません。

そのためにも他言語の作品を見て、
視聴者の気持ちを味わうことが大切だと思うのです。

私にとって外国語映画のもう1つの魅力は、知っている俳優さんが少ないこと。
何の先入観もなく、この人はサロモンだ、この人はブルガーだと
思いこむことができるため、感情移入がしやすいのです。

レニー・ゼルウィガーがどんな役を演じようと
ブリジットに見える、というようなことがないわけですね。

話が大きくそれました。

本作は流血シーンがほとんどなく、登場人物の精神的な苦悩で
戦争のむごさを表現しているので、戦争映画は苦手、という人にもオススメです。
by may3da | 2008-01-31 12:26 | コンテンツ

「リトル・ミス・サンシャイン」

今年は「歴史の勉強になる映画を数多く見る」と誓ったのに
気づくと好みの作品ばかり手にしている自分がいる。

先週末は2006年公開の映画「リトル・ミス・サンシャイン」を観た。

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↑このオリーヴを筆頭に、登場人物全員のキャラが立っていて
抱腹絶倒のコメディなのに、なぜか涙があふれて止まらなかった。

草原で志村けんが「いいんだよ~、グリーンだよ~」と叫ぶビールのCMがあるが、
この映画は試行錯誤しながら頑張る私たちに「それでいいんだよ」と
優しく語りかけてくれる、そんな作品だと思った。

いつも忙しなく走り回って、がむしゃらに頑張ってしまうけど
たまには立ち止まって、自分自身に「いいんだよ」と
声をかけてあげてもいいのかもしれない。
by may3da | 2008-01-29 12:07 | コンテンツ

顧客至上主義

マジメにブログを書き始めて約2か月が経った。
何事においてもそうだが、経験して初めて気づくことは山ほどある。

ゴルフをやったことのない人に、タイガー・ウッズの偉大さは理解できないし、
翻訳をしたことのない人に、翻訳作業の大変さは分からない。

「ウェブは誰でも簡単に情報を発信できるスペースだ」ということは
前から知っていたが、発信側に立って初めてウェブ時代の到来の
本当の意味を肌で感じることができたような気がする。

***

日経ビジネスオンラインの記事
「カスタマー・セントリック」に傾倒していく米メディアたち」を読んだ。

ここで言うCustomer-Centric(顧客至上主義)とは、つまりこういうこと。

映像がウェブ上にあふれる

消費者の視聴行動が記録される

行動に合ったコンテンツ配信の仕組みや、行動ターゲティング広告が発達する

メディアや製作者側が、“好きな映像を集めて視聴する”という消費者行動に
合ったコンテンツを創造するようになる

***

この流れとは直接関係はないが、映像翻訳の世界でも
“Customer-Centric”のトレンドが顕著になってきているようだ。

その証拠に、以前と比べ、意訳よりも原文を忠実に翻訳する“直訳寄り”の翻訳が
好まれるようになってきた。

※意訳=原文の一語一語にこだわらず、全体の意味に重点をおいて訳すこと

もちろん日本人の英語のリテラシーが上がったことも関係があるだろうし
字幕は原文がハッキリと聞こえるので、以前から意訳は避ける傾向にあった。

消費者が匿名で世界に向けて情報を発信できるようになった今、
字幕に対しても、どこでどんなクレームが発生するか分からない。
字幕に対する抗議運動が始まったのもインターネットが普及してからのことだ。
こういった現象を避けるためにも、直訳寄りにならざるを得ないのだろう。

でも一映画ファンとして、コンテンツがこれ以上コモディティ(商品)化していくのは
とても悲しいことだし、一翻訳者の本音としては、少々窮屈な感じがするのである。
by may3da | 2008-01-24 12:08 | 翻訳

2次使用料

2007年11月5日、AFMで毎日配られているVariety紙の一面を見て驚いた。
全米脚本家組合(WGA)がストライキに突入したのだ。

当時発売されたEntertainment Weekly誌↓
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WGAは2007年10月末にWGAと映画・テレビ製作者共同組合(AMPTP)との契約が
切れることを機に、DVD販売やインターネット配信の際の2次使用料の大幅な増額
(0.3%から2.5%へ)を求めていたが、AMPTPがこれを拒絶。数多くの番組が
キャンセルを余儀なくされる中、未だに膠着状態が続いている。

19年前のストライキは約半年近く続き、アメリカ映画界は日本円にして実に
600億円近くの損害を被ったそうだ。前回と違うのは、今回のストの焦点が
インターネット時代の新しい利益配分方法を巡る争いだということ。
映画やテレビドラマのオンライン配信はすでに普及し始めており、
今後膨大な利益を生む媒体であることは間違いない。
アメリカは日本よりもテレビとインターネットの融合が進んでいるため
今この議論がなされるのは当然とも言えよう。

ところで、数年前からアメリカで人気を博しているリアリティ番組は
脚本がいらないのが最大の特徴である。日本でも、オーデョション番組
「アメリカンアイドル」や、パリス・ヒルトンと二コール・リッチーの「シンプルライフ」、
ジェリー・ブラッカイマー製作の「アメージング・レース」などが人気だが、
高い脚本料を支払わずとも簡単に製作できるリアリティ番組は、
ストの穴埋めとしても重宝されるだろうから、今後さらに数が増える可能性がある。
(つまり英文スクリプトのない素材が増えるということだ)

****

ここで少し、日本の脚本家の場合を見てみよう。
18日の日経新聞コラム「TVの壺」によると、
DVD制作時とネット配信時の日本の脚本家の取り分は1.75%だそうだ。

ちなみにAクラスの脚本家は、ドラマ1本の執筆料が200万円ほど。
つまり10話担当すれば2000万円が懐に入る。しかもそれが再放送されると、
書き下ろし時の50%(!)の2次使用料が支払われるとか…。驚愕の事実。

****

今回のWGAのストは夏に予定されている米俳優組合(SAG)と
米監督組合(DGA)の労使交渉にも大きな影響を及ぼすと危惧されていたが、
今月17日、DGAとAMPTPは契約条件交渉で3年間の仮契約に至ったと発表した。
DGAが求めた具体的な条件は以下の3点。

1.インターネット配信用に制作された番組に対し、DGAへ権限を与えること
2.有料インターネット・ダウンロードに関する2次使用料を現行の2倍にすること
3.インターネット上の広告支援ストリーミングや映像クリップの使用に関しても
  2次使用料を設定すること

この新条件が13500人のDGAメンバーに承認されれば、7月1日から施行される。

映像のインターネット配信関連のニュースから目が離せない!
by may3da | 2008-01-22 10:06 | コンテンツ

海外旅行

34年も生きていると、“後悔”はたくさんある。
その中でも最も悔やまれることの1つは
「海外旅行に関して“超保守的”だった」ことだ。

基本的に英語が通じるところにしか行かないので
ヨーロッパもイギリスにしか行ったことがない。
よって、私が知るヨーロッパは映画やテレビで観るそれでしかない。

先週末、スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督の「ボルベール(帰郷)」を観た。

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スペインに行ったことのない私は、登場人物が身につけるファッションや
ラ・マンチャの街並み、お菓子、お葬式の様子などに釘付けになる。

映画はカンヌ映画祭で最優秀脚本賞を受賞したパワフルな女性たちの群像劇。
最優秀女優賞を受賞した肝っ玉母ちゃん(?)役のペネロペ・クルスの
ファンになってしまった。私は“強くて潔い女性”への憧れが強いようだ。

ある化粧品メーカーの調査によると、50代のスペイン女性は
自尊心が強く、9割以上は「自分は行動的で幸せだ」と認識しており
7割が「自立している」ことを誇り、自らを「美人で魅力的」と回答したと言う。
まさに「ボルベール」で観た女性たちの力強さと一致する。

この力強さを支えているのが、女性の社会進出。
仕事を持つ女性は経済的に自立していて何事にも積極的だ。

私の今年の目標の1つは英語圏以外の国に行くこと。
まずはオリンピックの前に上海に行く計画を立てている。
そして秋にはカンヌ映画祭の時期にフランスに行きたい。
それまでに少しはユーロ高が落ち着いてくれることを祈って…
by may3da | 2008-01-20 00:45 | コンテンツ

翻訳者の必需品 その3

広辞苑が10年ぶりに改訂になりましたね!
よく「10年ひと昔」と言いますが、最近は5年も経てば
世の中が劇的に変わるので、今回はかなり大きな“改訂”が期待できそうです。

というわけで私も早速、LogoVistaの電子辞書版を予約しました!

従来の国語辞典としての使い勝手の良さに加え、
人名・地名・作品名・部首・画数・動画・画像・音声などテーマごとの検索ができ、
百科事典、漢和辞典、そして分野辞典としても使えるそうです。

翻訳者にとって辞書は欠かせないツールですが、私は・・・

広辞苑
リーダース+プラス英和辞典
ランダムハウス英和辞典
南山堂医学英和大辞典
英米法辞典(東京大学出版会)

を電子辞書で揃えてJammingソフトで串刺し検索しています。
Jammingは英和、和英のどちらからも検索できるので非常に便利です。
また用字用語集はATOKでNHK新用字用語辞典を入れています。
このソフトの存在を知ったのは去年の夏で、それまではその都度本を開いてました(涙)
「朝日新聞の用語の手引き」の電子版が発売されることを切に願っています。

皆さんはどんな辞書を使っていますか?
by may3da | 2008-01-16 16:27 | 翻訳

「ゆれた」

昨夜、NHKで「ザ・インタビュー 坂本龍一×役所広司 
~世界が求める日本のカタチ~」を見た。

NHKが映画のプロモーション番組をやるのは珍しいが
映画「シルク」は日本=カナダ=イタリア合作の国際プロジェクトなので
特別な意味があるのだろう。それにしても、とても興味深い話が聞けた。

お2人は一環して「“クールジャパン”な今、日本のエンターテインメントに対する
世界の評価は着実に上がっている」というポジティブな見方を示していた。

番組の最後にアナウンサーがお2人に
「(現代における)グローバルスタンダードとは?」という質問を投げると
海外で高い評価を受ける音楽家と俳優は同じ答えを返した。

「いわゆる“グローバルスタンダード”に右ならえする時代は終わった。
今、世界に求められる国際人とは祖国の文化や歴史をきちんと理解し、
その国の人間としての価値を提供できる人だ。
日本人は、日本人としてのアイデンティティーを前面に出し、
日本人としての個性で勝負していく時代である」と。

****

映画「シルク」は2007年10月20日から行われた東京国際映画祭の
クロージング作品だった。私は映画祭には足を運んでいないが、
東京国際映画祭のもう1つの顔、フィルムマーケットのTIFFCOMに参加した。

TIFFCOMに出展するアニメ作品の英語字幕製作をやらせていただいた経緯で、
スクリーニング(バイヤーが出席する試写会)に招待して頂いたのだ。
もちろん見本市のブースも回り、様子をうかがってきた。

2007年のTIFFCOMはマーケット会場のブースを昨年の99から129へとコマ数を増やし、
規模を拡大していた。さらに、通常315,000円するブース料を105,000円に抑えた
安価な「チャレンジブース」も20コマ設けていた。

日本の主要メディア、映画会社はもちろん、韓国、中国とアジアの出展者が目立つ。
東南アジアのブースも比較的多かったように思う。
私が行った時間が悪かったのか、残念ながらバイヤーの姿はあまり見られなかったが、
着実に成長している様子は見てとれた。

経済産業省もコンテンツ産業の強化に力を入れているし、
面白い日本映画が確実に増えていることは映画ファンが一番よく知っている。

そして今日、西川美和脚本・監督の映画「ゆれる」を見た。
文字通り、心を揺さぶられる(そういう意味なのか?)すばらしい映画だった。
本作の制作プロダクションはテレビマンユニオン。
あの重延浩さんが関わっている。

****

私は子どもの頃からハリウッド映画の華やかな世界に魅了され、
アメリカに憧れて米国留学を果たした。
ときは1992年、アメリカは不景気のどん底で
18歳の私は、映画の世界と現実のギャップに心底驚いた。
(留学するまで日本を出たこともない田舎者だったのだ)

24歳で帰国すると、まるで不景気が私の後を追ってくるかのように
今度は日本が不景気になっていた。

2006年にLAで3か月暮らした時はアメリカの景気の良さに目を疑い、
そして日本の円の弱さに泣いた。留学していた1992年頃は最強の円高で
1ドル=88円の時代だったから、何を買っても安いと感じていたのに…

「円で稼いでいてこの先大丈夫か?」と真剣に悩み始めた2007年、
予想通りアメリカで住宅バブルがはじけた。
米経済が影を落とすと、原油高も手伝って、
2008年の日本はまた不景気ムード… 日々、株安が進んでいる。

しかし!!である。

こんな今だからこそ、私たちが身を置くコンテンツ産業が日本を救ってくれると信じたい。
そしてその準備は、十分に整っているように思う。

日本の再生に少しでも役に立ちたいと思う今日この頃なのである。
by may3da | 2008-01-13 16:40 | コンテンツ

ニュース番組

先日、翻訳学校の講義内でどんなニュース番組を見ているか
生徒さんに質問してみました。

これが皆けっこうバラバラで、「News23」や「報道ステーション」
「ZERO」など主要チャンネルの23時台のニュースがやはり人気のよう。
その中でも一番多く票を集めたのはテレビ東京の「WBS」でした。

私も見るなら「WBS」だったのですが、新聞も日経なので
ものの見方が偏りそうで今週は意識してほかの番組を見てみたんです。

番組のカラーは、「何を大きく取り上げるか」、「どんな風に伝えるか」に
よって決まりますが、日テレが巨人を大きく取り上げている様子なんかを
目の当たりにすると辟易してしまいます。(読売グループは日テレの大株主)

素人の私はキャスターやコメンテーターの好感度でその番組の善し悪しを
決めてしまいがちです。内容より好きなモデルが出ているファッション誌を
買う感覚で・・・ だから筑紫さんのころはNEWS23が好きでした。

素人の見解はさておき、ビデオリサーチのHPで12月最終週の報道番組
視聴率ランキングを見てみました。

首都圏ニュース845 NHK総合 '07/12/27(木)  20:45 - 15 13.8 %
NHKニュース7 NHK総合 '07/12/25(火) 19:00 - 30 13.7 %
首都圏ニュース・気象情報 NHK総合 '07/12/24(月) 18:45 - 15 13.1 %
ニュース NHK総合 '07/12/29(土) 12:00 - 15 11.8 %
ニュース・気象情報 NHK総合 '07/12/29(土) 20:45 - 15 11.8 %
報道ステーション テレビ朝日 '07/12/24(月) 21:54 - 76 11.3 %
首都圏ネットワーク NHK総合 '07/12/27(木) 18:10 - 50 11.0 %
イブニング・ニュース TBS '07/12/30(日) 18:00 - 30 11.0%
スーパーJチャンネル テレビ朝日 '07/12/24(月) 16:53 - 127 10.7%
FNNニュース フジテレビ '07/12/29(土) 18:00 - 30 10.4 %

12月第3週は…

報道ステーション テレビ朝日 '07/12/18(火) 21:54 - 76 16.7
NHKニュース7 NHK総合 '07/12/18(火)
ニュース NHK総合 '07/12/23(日) 12:00 - 15 15.8
首都圏ニュース845 NHK総合 '07/12/17(月) 20:45 - 15 15.5
首都圏ニュース・気象情報 NHK総合 '07/12/22(土) 18:45 - 15 14.1
ANNニュース テレビ朝日 '07/12/21(金) 23:15 - 15 12.6
FNNスーパーニュース フジテレビ '07/12/18(火) 17:54 - 66 11.9
ニュース・気象情報 NHK総合 '07/12/22(土) 20:45 - 15 11.5
首都圏ネットワーク NHK総合 '07/12/17(月)
ANNスーパーJチャンネル テレビ朝日 '07/12/22(土) 17:30 - 25 10.1

というわけで、NHKの一人勝ち+意外に報道ステーションも人気ね…という結果でした。
早い時間のニュースばかりで23時台がほとんどないこともかなり驚きです。
早い時間のNHKが人気なのは高齢化の影響が大きい気がしますが…
私たちの世代は完全にマイノリティなのですね。

(お知らせ)
このブログには多くの翻訳者仲間が貴重なコメントを寄せてくれています。
ぜひ本文だけでなく、コメント欄もご参照ください。
by may3da | 2008-01-11 10:33 | コンテンツ

ヒラリーの涙

月曜日はテレビ局で翻訳のお仕事。時間が許す時だけ、
朝の報道(バラエティ)番組の制作部のお手伝いをしている。

これは詳しい方に補足をお願いしたいところだが、
私が通うテレビ局は、APやロイター通信と年間契約を結んでいて
随時世界中からニュースクリップ(映像)が衛星から飛んでくる仕組みになっている。
その映像には必ず英語のタイトルと概要が付いており、
テレビ局の外報に常駐している翻訳者が随時それらを訳している。

番組のディレクターは、そのタイトルリストから映像を拾い出し
クリップをつなげて番組のVTRを作っているのだ。

私の仕事はそれら海外映像の翻訳。もちろんスクリプトはないし、
ときにパソコンやインターネット環境さえない中での翻訳作業となる。
(パソコンは念のため自分で持参するようにしているが、この日は手ぶらで行き
まんまと手書きで原稿を書くハメに…)

仕事が発生するときは依頼主から電話があり、すぐに出動しなければならない。
今回のネタは米大統領選挙、ヒラリー・クリントンのスピーチ。
また苦手なところが来た、と一度お断りするも、結局自分が行くことになった。

ご存じの通り、1月3日のアイオワ州党員集会でオバマ上院議員が勝利、
ニューハンプシャー州の予備選でも劣勢を強いられているヒラリー・クリントン氏。

今回の選挙は当然のことながら、民主が優勢。
クリントン氏が勝てば初の女性大統領が、
オバマ氏が勝てば初の黒人大統領が誕生する。
何ともドラマチックな選挙戦で一応毎日ニュースは追っているものの、
基礎的な知識が欠けているので不安は大きかった。

ただ、行ってみると「ヒラリーが苦しい顔をしているところが欲しい」
「政策の部分は要らないので、必死さが伝わるコメントが欲しい」とのこと。
政策部分はすっ飛ばしてありきたりなセリフだけを訳すことになり、
ホッと胸をなで下ろす。(恥1)

今回の選挙のキーワードはずばり「Change」。
現場での仕事の場合、時間との闘いなので普段ほど推敲する時間がないのだが
これをどう訳すかで結構迷ってしまった。「変化」だと何か物足りない。
でも、インターネット系のニュースでは軒並み「変化」という言葉を使っていて
私もとりあえず「変化」と訳して帰ってきたが、昨日の新聞に「変革」という言葉が
出ていて、なるほどと膝を打った。(恥2)

翻訳をしている最中、否応なく政策の話も聞くことになるのだが、
選挙で必ず出てくるのが保険制度についてだ。普段の翻訳作業でよく耳にする
「HMO」「メディケア」「メディケイド」などの言葉がたくさん登場する。
知っているつもりでも「説明しろ」と言われるとなかなかね…
というわけで家に帰って復習することに。
長くなるのでこちらをご覧ください。

この日は結局、いい画が見つからず、オンエアがどうなったのかも確認していないが
翌日の夕刊に支持者の前で涙をこぼしたヒラリーの記事が載っていた。
ニューハンプシャーで地元の64歳女性に「同年代の女性として、
激しい選挙戦を戦うのは容易ではないと思う。どうやって自分を支えているのか」
と聞かれて、ヒラリーは声を詰まらせ、目に涙を浮かべてこう答えた。


"And I couldn't do it if I just didn't, you know, passionately believe
it was the right thing to do,"
「この国のために何かできると強く信じているから頑張ってこられた」

この涙が戦局にどう反映するか、とても興味深いところだが
原動力の源はいつでも人の信念なんだと改めて思った。

ちなみに私はテレビのニュース番組をほとんど見ないので
国際ニュースはもっぱら日経の国際欄かネットでしか見ないが
今回の選挙はちゃんと追って、米国の選挙の仕組みを理解したいと思っている。

皆はどんなニュース番組を見ていますか?
オススメがあればぜひ教えてください。
by may3da | 2008-01-09 07:44 | 翻訳

☆今年の目標発表☆

大変ご無沙汰しました。
皆さま、明けましておめでとうございます。

元旦から三重に帰省し、坂本龍馬の墓参りに
京都のほうに足を伸ばしてきました。

仕事初めは5日、すでに一本翻訳を終えてスッキリ気分で書いています。

いざ、今年の目標を発表させていただきます。
(これを決めるのに7日もかかってたんだな♪)

(健康)
毎朝6時起床
体脂肪を20%以下に落とす
筋トレを週に2回
ヨガかバレエを週に1回
何もない日は自宅で腹筋・背筋50回

(学習)
読書を1日2H
日経新聞を毎日読む
新聞、雑誌で中国の記事を意識して読む
マンガ「日本の歴史」「世界の歴史」を読破(笑)
歴史を学べる映画を月に2本見る
NHKラジオ「ビジネス英会話」を2日に1度聞く
週に2回以上、人に会って情報交換をする

(仕事)
遅くとも6月までに事務所を構える
経営の勉強をする
効率のよいやり方を見つける(マニュアル化)
カンヌ、中国に行く
週に1度は仕事しない日をつくる

(プライベート)
テレビは1週間に12Hまで
週に3日は自炊する(食生活の改善)
身だしなみに気をつける
姿勢をよくする

以上、いっぱいありすぎです(笑)
こちらはチェックリストにして毎日○×を付けていきたいと思います。

今年は気合いを入れて頑張りますので
皆さま、応援よろしくお願いします!!
by may3da | 2008-01-07 17:57 | 日記