Translator's Diary

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カテーテル

今週、義理の母が手術のため、2泊3日で入院した。

いわゆる動脈硬化で、動脈から腎臓につながる血管が
極細状態になっていたため、血管の拡張手術を行ったのだ。

先端に血管を拡張するためのバルーン(風船)がついたカテーテルを
血管に挿入し、血管が閉塞している部分でバルーンをふくらませて
血管を正常な太さに拡張させるという内容だ。

カテーテルは細く柔軟なワイヤーのようなもので
患者のそけい部から動脈に挿入し患部に到達させる。

手術後、外科医に呼ばれて中に入り、造影剤を投与した
彼女の血管の動きを透視した一連の映像を見せてもらった。

手術前の映像では、確かに一部だけ血管が細くなって血流が滞っていたが
血管拡張器(通称バルーン)挿入後は正常の血管に戻っている。
これがわずか1時間ほどで出来るのだから、驚きだった。

以前担当していた医療ドラマで同じような映像は見ていたものの
知り合いのリアルな内臓の映像など見たことがなかったので、
不謹慎かもしれないが、とても興味深かった。
(手術は成功、術後経過も良いのでご心配なく)

入院病棟に行った経験の少ない私にとって、
看護師さんの働きやナースステーションの様子が観察できて
とても勉強になった。いつも思うが看護師さんってすごい…

義母が入院したのが循環器系の病院だったからか
周りは80オーバーのお年寄りばかり。
病院を徘徊して看護師に怒られるおじいさんや
叫び声を上げるおばあさん、それはもう壮絶な光景でしたとも。

そして今日、義母は無事に退院。
ただし今後も油断は厳禁で、食事療法(主に減塩食)を続けなければならない。
いつまた同じ症状が他の箇所に発生してもおかしくないからだ。

こういうことがあると、いずれは自分も死ぬんだという現実を突きつけられる。
生活習慣の改善が来年の課題になったことは言うまでもない…

皆さんも健康には十分気をつけて。
来年の目標は「禁煙」なんていかがですか?
by may3da | 2007-12-29 00:34

職人技

12月は久しぶりに舞台を2つ見た。

舞台鑑賞は映像とは違う一体感、高揚感が味わえるので大好きだ。
気軽に舞台を見に行けることが、都会に住むことの最大のメリットだと思う。

今回私が見た1つはシルヴィ・ギエム「進化する伝説

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ギエムは元新体操の選手で、才能、容姿、身体能力共に世界トップレベルの
アーティストであり、何より人間的魅力に溢れたフランス人バレリーナ。
彼女の舞台を見るのは今回が2度目だが、彼女メインの公演は今回が初めて。
私が見たBプロのプログラムはすべてモダン。特に「TWO」が素晴らしく、
短い作品だったが、涙がこぼれるほどの感動を覚えた。

暗転された舞台の真ん中に彼女が1人。
薄くスポットライトが当たる中、武術とも見紛うダンスを披露。
ため息が出るほど美しい肉体に魅せられ、
彼女のために振り付けされた作品の奥深さに感服した。

TWOではないが、映像も・・・ Sylvie Guillem





もう1つはブロードウェイミュージカル「RENT」。(以下は映画より)



今まで見逃し続けてきた舞台で、10年来の夢が叶っての初鑑賞となった。
すでにサントラは何百回と聴き、映画も見ているので、
音楽を聴くだけで自動的に涙のスイッチが入る。
もちろん物語前半から涙腺は切れまくり…

知り合いのほとんどが今回の公演を見たことからもその絶大な人気がうかがえる。
今回は日本公演とは思えないほどキャストが素晴らしかった。
歌声を聞いているだけで鳥肌が立った!

ダンスにしても演劇にしても、私は、演者が舞台に立って
観衆の視線を浴びているだけで感動してしまう。
そこに立つまでの長い道のりに想いをはせてしまうからだ。
努力なしではなし得ない職人技。
それを生で体感できるのであれば、いくら払ってもおつりが来ると思ってしまう。

人にそんな風に思ってもらえる“ワザ”を磨いていると思えば、
私たちの日々の苦労も報われると思いませんか。
by may3da | 2007-12-23 10:19 | 日記

働く女たちの会

今日は「働く女たちの会」と題して、ローカライズ制作業界の女性たちと
表参道で一杯やってきました。元大手制作会社の方もいらっしゃって
いろんなお話が聞けてとっても楽しかった!

話を聞いていると、ところどころに共通の知り合いが登場したりして
この世界の狭さを改めて感じました。

業種が翻訳であっても制作であっても、配給であっても
この仕事はやっぱり大変な仕事です。
皆、締め切りに追われて徹夜しています。
そして皆同じような悩みを抱えているんですよね。
つらくて大変な仕事だけど、魅力があるからやってる。

今日、制作の人に聞かれたんですよ。「翻訳好き?」ってストレートに。
でも、そこにいた翻訳者全員「好きです」と即答した人はいなかった・・・
私は少し間をおいて「好きですね」と答えました。

ちょっと安心しました。そんな風に答えてる自分がいて・・・
学校に通ってトライアル受けてやっとここまで来られた。
なのについ「キツイ、つらい」ってグチってしまう。
どれだけ自分が恵まれているかを忘れがちなんですよね・・・
でもちゃんと「好きです」って答えられたから、よかったです。

「好き」って気持ちが第一だけど翻訳って中毒性があると思うんです。
私はほぼ中毒ですね。字数がピッタリはまったときの快感といったら・・・
他の2人はたぶん気恥ずかしくて言えなかっただけじゃないかな。
本当はあんたたちも中毒のはずよ~。

とりあえず、私たちの役割が翻訳ソフトに取って代わられないことを
心から祈ってますよ、私は。

熱くなりすぎました。

このブログを書き始めて早1か月が経ちますが
一番反応が大きかった記事は「泣ける映画」でした。
こんなの私だけじゃん?って思ってたから、意外でした。
でも皆一緒なんだと思ったら気持ちがラクになりました。

いつも読んでくれてる皆さん、カキコミしてくれる皆さん、
本当にありがとうございます!!

どうやって書けばコメントが増えるか目下マーケティング中ですが、
問いかけで終わるとコメントが増える傾向があるので
なるべく問いかけて終わるようにしたいと思います。

あなた、翻訳好きですか?

匿名でもOKです、コメントを!(笑)
by may3da | 2007-12-22 01:21 | 日記

映画「エンジェル」

だいぶ間があいてしまいました!
2日おきの更新を目指しているのですが師走なんで許してください。
今日はとりあえず思いつきで書きます。

今週は毎日外食で胃が疲れ気味。主に忘年会です。
先週ドキュメンタリーの翻訳が終わったら
ルーティンのドラマ翻訳だけになるはずだったので
今まで我慢していた用事をこんもり入れてあったのですが・・・
こんな年の瀬にまたほかの仕事が入ってきてしまって
あたふたしている状態です。

今日は映画の会だったのですが、待望の「ウェイトレス」の
上映時間を間違えて、あえなく「エンジェル」を観ました。
今年最後の映画の会はさわやかな映画で締めくくりたかったのに
重々しい映画になってしまいました。参加者の皆さん、ごめんなさい!

「エンジェル」は好きな人は好きなんでしょうか~。
鑑賞中、一度も笑いませんでしたが(注:笑う映画ではありません)、
エンジェルの飼い犬がすごく大きくて思わず「デカっ」と声を出してしまいました。
犬の大きさは必見です。

前回の「メモ魔」なんですけど、皆さんのボキャブラリー強化術も教えてほしいです!
私も自分のボキャ貧に困っている1人です。ぜひコメントお願いします!!
by may3da | 2007-12-20 01:01 | 日記

メモ魔

そもそも
萎縮する
唐突に
自分に○○の面影を重ね合わせる
死を覚悟する
チャンスを棒に振る
呆然とたたずむ
白状する
眼光が鋭い
百戦錬磨


以上がこの2日間で私がメモ帳に書き留めた言葉たちである。
これといって難しい表現や、辞書を引く必要のある語句はひとつもない。

ではなぜこんなことをわざわざ書き留めているか。

これらは“知っていても、自分では使わない”言葉たちなのだ。

“知っている”言葉と“使える”言葉は違う。
その言葉を知っているからと言って、日常的に使っているわけではない。
そういう言葉って意外にたくさんあるものだ。

だからあえてこうして書き出して、日々の会話や翻訳に意識的に取り入れる。
そうやって言葉を自分のものにしていくのだ。

英日の翻訳者の場合、評価の対象になるのはすべて日本語だ。
「英語力」は大前提、差がつくのは「日本語力」というわけだ。

英語のセリフをより正確に、より豊かに表現するためには
日本語の語彙力が不可欠なのだ。

努力は惜しむべからず。

その昔、NHKの番組を録画して、
日本語のナレーション起こしをしたことがある。
言うまでもなく、非常に骨の折れる作業だったが、
番組の構成やことば選びなど、とても勉強になるので
よっぽど暇な時にやってみるといいだろう。

最近は主に、新聞や本を読んでいる時、テレビを見ている時、
はたまた電車の中でサラリーマンの会話を聞いた時など…
あらゆる場面で、気になった文言をメモしている。

残念ながらこの作業、役に立っているかどうか
判断しにくいのが難点ではあるが、久しぶりにメモを見返して
日常的に使っている表現が見つかると、何だかうれしい気分になる。
by may3da | 2007-12-14 23:36 | 翻訳

脚本家の生態

字幕翻訳者は、いわば脚本家の代弁者だと思う。

日々、作品のセリフやナレーションを翻訳しているので
台本を書いている、という意識が強い。

そのせいか、脚本家の生態が気になって仕方がない。
彼らがどのような行程で創作しているのかが気になるのだ。

必然的に、脚本家(や放送作家)のエッセイやブログを読む機会が増える。
朝日新聞夕刊の三谷幸喜「ありふれた生活」や
日経新聞夕刊の大石静「テレビな日常」など。

大石さんの前はテレビマンユニオン社長の重延浩さんが連載していて、大好きだった。

脚本家がインタビュー番組などに出演するときも欠かさず見るようにしている。
最近ではNHK「トップランナー」に出演した渡辺あや、
TBS「R30」に出演したマギー、長塚圭治など。

インタビュー番組では創作活動について詳細を語ることが多いが
脚本家とは得てして妄想癖のある人が多いようだ。
妄想=創作とは限らないが、渡辺あやさんは番組の中で
「頭の中で勝手に登場人物が動き出す」と言っていた 汗;)

脚本家の生態を知ることで作品の理解が少しでも深まれば、と思っている。
by may3da | 2007-12-12 07:26 | 翻訳

私はストレスがたまると涙もろくなる。
何を見ても何を読んでも泣ける。

さっきも菊池凛子の下積み時代の記事を読んで泣いたし
先輩のブログを読んで涙が出た。

涙を流す行為はストレス解消になると言う。
鶏が先か、卵が先か…

ストレスがたまる原因はいくつかある。

1つはお酒が飲めないことだろう。
お酒を飲んで荒れている人ほどうらやましいものはない。

もう1つは仕事の詰め込みすぎ。
これは自業自得です。

というわけで皆さん、泣ける映画を教えてください。
by may3da | 2007-12-10 18:08 | 日記

気合い

今手がけているスポーツものドキュメンタリーの翻訳が
思うように進まず苦しい日々を送っています。
今日も一日家にこもって作業をしていましたが
なかなかいい翻訳が浮かんできません。
ここ数日、自分にイラつき、(家人に当たり散らし)自信をなくしていました。

気分転換のため、NHKスペシャル
「監督 星野仙一 知られざる戦略~北京五輪への道~ 」を見ました。

北京オリンピック出場権をかけ、アジア予選を戦い抜いた
野球日本代表のドキュメンタリーです。

最近まったくと言っていいほどスポーツニュースをチェックしていなかったので
結果を知らずにこの番組を見ることになりました。

結果は全勝。緻密なデータ戦略と監督や選手たちの気迫が
日本代表に勝利をもたらしました。感動的でした。

改めて「気持ち」の大切さを思い知らされました。
気持ちがあれば、願いは叶う。
自分を信じて前進あるのみ。

今日は、もうひと頑張りします。
by may3da | 2007-12-08 23:29 | コンテンツ

勉強会

昨日は月に一度の勉強会の日だった。

同じ学校の卒業生が集まって月に一度開催している勉強会。
メンバーが順番に講師を担当し、講義を進める形式だ。
みんな多忙なプロの翻訳者なので、前課題はなし。
その場で15枚ほどの字幕を手書きで完成させる。
(手書きというのが最大の難関だったりする)

複数名で同じ素材の翻訳をするのは面白い。
学校の講義でもそうだが、全く同じ訳というのは絶対に出てこない。
訳にはある程度個性が出るし、ほかの人の訳から学ぶことも多い。
月に一度、同業者と集まって情報交換もできる。

さらには、メンバーでメーリングリストを共有し
自宅作業中でもメンバーの意見を聞くことができる。
プロとはいえ、どうしても分からないことは必ずある。
そんな時、各分野に詳しいメンバーに質問を投げかけられるのは本当に心強い。

例えば「明日の朝納品なのに、不明な点が出てきた」なんて時…
メーリングリストに投稿すると、夜遅くでも数名から返事が来る。
まさに「三人寄れば…」状態。

それに誰かから返事をもらうだけで、「みんなも頑張ってるんだな」と励まされる。
いつも孤独だからこそ、みんなのメッセージが心にしみるのだ。

みんな、いつもありがとう!
by may3da | 2007-12-06 22:32 | 翻訳

早寝早起き

早いもので12月に入ってしまいました~。
11月の前半は仕事と遅い夏休みを兼ねてLAに行ってきました。

13日に帰ってきたのですでに半月以上経過していますが
時差ぼけをうま~く引きずって、今も朝型の生活を送っています。

ブログを書く時間も朝5時とか6時が多かったので
“朝まで仕事をしてるの?”なんて聞かれることもありましたが
実は起き抜けにまだ目が開いていないような状態で書いてました。

朝型の生活っていいですね。
5時に起きると一日が長い長い!
しかも、午前中の集中力は脅威的ですよ。
午後と比べると1.5倍くらいのスピードで翻訳が進みます。

理想は5時に起きてコーヒーを飲み
5時半~6時半までかけてブログを書いて
朝ご飯を食べて7時に仕事をスタート。
お昼までに5時間、みっちり集中して仕事をします。

そして、前の日に録画していたテレビ番組を見ながら
ランチタイム。1時間ほど休憩を入れます。

午後は集中力が続かないので2時間ほど仕事をした後
時間に余裕があるときはヨガに出かけたり
スーパーに買い出しに行ったりして気分転換します。
(時間がないときはDVDを見ながら家でヨガをします。
最近は床暖房をつけて1人でホットヨガを楽しんでます)

夕方戻ってきてさらに2時間ほど仕事を。
これですでに9時間も仕事をしているのに
まだ夕方の5時とか6時ですよ!

当然、夜はリラックスタイム。本を読んだり、お風呂に入ったり。
できる時は10時には寝てしまいます。
(ここまで出来ると肌の調子も良くなります)

最近は12時に寝て6時に起きることがほとんどです。
でも5時と6時だと朝の余裕が違うんですよね~。

朝早起きすると気持ちがいいし、自然にポジティブな気分になれるし
いいことばっかりなんで、ずっと続けたいと思ってます。

そういうわけで、早く寝ないと…
by may3da | 2007-12-02 23:34 | 日記